人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ノアトロ定食

noatoro.exblog.jp
ブログトップ
2007年 04月 25日

FOREVER⑯

4月23日は、シンディ2回目の命日でした。
FOREVER⑯_e0038241_0402613.jpg


仲のよかったお友達ワンコの死。

ブログでそうっと読んでいた可愛いコの死。

そんなことが続いて、毎月アップしていたシンの記事でしたが、昨年末からなんだか書けなくなってしまいました。
私がシンを失ったとき、同じような境遇のワンコのブログを見ると胸が詰まってしまった思いなどが再現されて、たとえば頑張って闘病しているワンコの飼い主さんに辛い思いをさせてしまうのではと考えてしまったり。自分にフラッシュバックしてしまって、シンの写真を見るのが辛くなってしまったり。

でも、大事なシンのこと、やっぱりときどき書いていきたいと思います。月命日とかにこだわらないで、毎日のいろんな場面で思い出したことなどを。

そう思ったのも。

実はシンの命日の23日、仕事の合間に、母と一緒に父の学生時代からの親友のおじさまのお葬式に行ってきました。
通常でしたら私自身がお葬式に伺うほど近しくお付き合いをさせて頂いていたわけではなかったのですが、3年前の父の葬儀のときに、本当に素晴らしい弔辞を頂いたことが思い出され、また、父にも母にもいつも暖かいご配慮をくださっていた方だったので、お別れとお礼のご挨拶に行くことにしたのです。
何回か大病もされましたがその度に回復されて、70歳を過ぎても周囲の方々から請われて現役で活躍されていたおじさまだったので、芝の増上寺で盛大に営まれた葬儀には、大勢の方々が参列されていました。いつお会いしてもダンディーでハンサムで、優しくて、ほんとに素敵なジェントルマンでした。

正直なところ、私自身がほんとうに身近な立場でお付き合いをさせて頂いていたわけではなかったので、自分でとても意外だったのですが、葬儀に参列して、おじさまの笑顔の遺影を見ているうちに、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。

ひとつには、父の葬儀、そして父との思い出が溢れ出てきてしまったこと。

そして、父から、母からいつも聞いていた優しいおじさまのエピソード。

さらに、折りしもシンディの命日と重なった、お別れの日。

3年前に父を失い、翌年にシンディとお別れをし、そして昨年は叔母の病死、義母の突然の死。
ここ数年のお別れの記憶が次々に胸に押し寄せてきました。
でも、なんだかそれは悲しいだけでなく、とても暖かい涙でした。
お別れそのものの辛い記憶よりも、楽しかった思い出や優しくしてもらったこと、幸せな場面などが次々に心の中に巡ってきて、切ないけれど満たされた気持ちになりました。

シンディ。ほんとにたくさんの幸せをありがとう。
でも、今でも写真を見ていると涙が止まらなくなってしまう。
少しずつ、少しずつ、シンディを抱きかかえる感触が、私の手の記憶から遠ざかってしまっていることが悲しくなってしまう。
だからこそ、シンディとの幸せな時間をたくさん思い出して、心の宝物にしていこう。

by cindy0818 | 2007-04-25 01:44 | cindy


<< トロワ、2歳になりました。      元気が一番。 >>