ノアトロ定食

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2006年 11月 28日 ( 1 )


2006年 11月 28日

世界一おバカな犬が教えてくれたこと。

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あ、表題は左のジト目の犬のことではありません。右の本の副題です。

まふママさんのブログで翻訳本が出たことを知り、さっそく買って1日で読みきりました。


若い新婚カップル、ジョンとジェニーが1匹のラブラドールを迎えます。犬の専門書にも「気質は優しく穏やか、子どもにも優しく、攻撃性とは無縁、陽気で楽しい」と褒め言葉が並べられ、全米で圧倒的No.1の人気犬種。期待に満ちて迎えた二人でしたが・・・・。
やってきたのは、そりゃーとてつもない問題犬。
40㎏の巨大ラブに成長し、あらゆるもの(家具、クッション、壁、オーディオセット)を破壊する。なんでも(ネックレス、タオル、おもちゃ、紙切れ)飲み込む。ひとたび散歩に出れば市中引き回しのように飼い主をひっぱり暴走する。しかも重度の雷恐怖症で、雷雨になるたびに家はボロボロ、本犬は血まみれになるほど錯乱する。訓練教室は一日で退学・・・・。
あまりの乱暴狼藉ぶりに、妻のジェニーが育児ノイローゼになる時期も。

著者ジョン・クローガン曰く「まるで野生の雄馬と一緒に生活して、壊れやすい陶器のカップで紅茶を飲む方法を教えているみたいに絶望的だった。ヘレン・ケラーを教育したサリバン先生になった気分だった」
・・・・・・・ああ、私もサリバン先生かも。しかも人格と根気と使命感は遠くおよばず・・・。

前半は笑いに笑って、後半、老いたマーリーとの別れは泣けて泣けて。
普段はなかなかなじまないアメリカン・ユーモアも、こと犬のこととなるとピタっと気持ちにフィットするから不思議。犬と暮らす幸せや悩み、喜びや悲しみは、ほんとに万国共通です。
犬を飼っている身としては、すべてのシーンが腑に落ちる感じで、夢中で読了。

「『このすばらしい生き物に、これほど心奪われるのはどうしてなんだろう』といつも思ってしまいます」

コラムニストである著者が書いたマーリーのコラムに寄せられた、ある読者のコメントは、そのまま犬と暮らすすべての人の気持ちと重なるはず。

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かたわらにいる「世界で2番目におバカかもしれない犬」が、やけに愛おしい。
おバカでもいい、元気でいてくれるだけで嬉しい。
(せめて「世界で15番目」ぐらいだったら、なお嬉しいけど)
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by cindy0818 | 2006-11-28 09:36 | モノ語り