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ノアトロ定食

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2009年 03月 04日

水上スノー・トレッキングの巻(長いです・・・・)

あれよあれよという間にもう3月です。
雪遊びシーズンも終盤、そして先日還元された8000円分のETCポイントがあるから高速代もタダだしってことで、日帰りでスノーシューに行ってきました。ご存知の通り、早朝夜間割引や通勤割引に加えて、最近はありがたい「休日昼間割引」までできたものだから、乗り降りを繰り返して上手に使えば、相当の遠距離でも半額で往復できます。かつ、3大割引のうち大都市圏エリアでも唯一適用される早朝夜間割引を使うべく、我が家の遠出はいつも早朝出発。5時過ぎには家を出て、6時前に無事に練馬ICを通過、一路、関越を水上方面へ。もちろん通勤割引もダブルで適用させるために前橋ICで一旦降りて乗り直し。
ちなみに先日行った裏磐梯でも、「早朝夜間」「通勤」「平日昼間」をすべて駆使して全線半額で到達しました。もはやどの高速道路も、走行距離100キロのICはどこなのか、すべて頭に叩き込まれてまーす。


水上にスノーシューに行くのは初めて。その昔、ゴルフにハマっていたときにゴルフパックで水上プリンスに行ったのと、4、5年前にアウトドアの取材でラフティング体験をしたのと、その2つが数少ない水上の思い出です。そういえば水上プリンスも、もはや西武グループではないんですもんね。

例によってあまり事前リサーチもせずに行き当たりばったりで現地入り。最初に行ってみたのがよくスノーシューツアーのレポなんかで聞き覚えがあった一の倉エリア。谷川岳ロープウェイの駐車場に停めてちょいと周囲を見渡してみたのですが、どこから入っていいかも分からない山岳チックな風景に恐れをなし、「ガイドさんがいないと無理かも・・・」と撤退。
その後、これもよく耳にする玉原湿原はどうかと思ったものの「湿原」という語感がどうも不安。我が家の水キチがスノーシュー中に流れの早い川に飛び込んで肝を冷やしたことや、積雪で見えなかった小川にリーたんが滑落し背筋が凍った体験もあり、水場は極力避けたい事情があるわけで。

すると夫が「宝台樹あたりはどうだろう?キャンプ場や公園もあるみたいだから、放牧できる広場があるかも」と言い出し、そちら方面に向かってみました。ここがビンゴで、誰もいない広い雪原を見つけることができました。
さっそく雪ハイクに出動~。
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1メートル以上と思われる積雪ですが、しばらく新雪が降らなかったのか根雪化していて、その上に当日積もったと思われる新雪が2センチぐらいトッピングされています。シューを履かないと膝の上までズボっと埋まってしまいますが、犬の体重であれば根雪の強度も保てるみたいで、ノアリアンは足が埋まることなく軽やかに走り回っていました。

しばらく雪原で遊んだ後、奥の林の中を探検してみました。
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林の中で、しばし休憩タイム。犬どもは枝をガリガリしてくつろいでます。
・・・・ん? 
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行き倒れか?
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この気温で、この場所で、この体勢でマジ寝できるなんて、あんたは野生動物か?

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1時間半ぐらい遊んだ後、体が冷えてきたので車に戻って熱いお湯を沸かしてティータイム。気がつくとお昼時だったりしたので、車で一旦下山してお昼を食べに行きました。


さて、ランチ後にまた同じ場所に戻ってきて、午後の部の始まりです。午前中にちらついていた小雪も止んで、青空が見えてきて気持ちいい~。
偶然見つけたこの場所、実はスノーシューツアーのメッカだったらしく、私たちが9時過ぎに車を停めたときにはいなかったツアー会社らしきステッカーを貼ったワンボックスカーが5~6台停車しています。
みんなはどこに行くのだろうと立て看板を見てみると、午前中遊んだ雪原とは反対側に林道コースがある模様。我らも便乗して行ってみることにしました。
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2kmぐらい先にある洞窟を目指して、出発!

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前半1kmぐらいは、ゆるやかな上り坂。

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マイナスイオンたっぷり!

中盤にさしかかると、どんどん勾配が急に、しかも道も細くなり、プチ・トレッキングな風情になってきました。しかも道横の急勾配の下には小川という、水キチ犬を同行する身にとっては、非常にデンジャラスな構図。
当然、ワンズはリードでつないで暴走予防。
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疲れた夫、リュックにナスカンでリードを繋いで、犬ゾリパワーで坂を登るという作戦に。

2kmの行程だったらスノーシューで1時間ぐらいかな?と思っていましたが、後半、かなりの勾配だったこともあり結局1時間半ぐらいかけて洞窟の手前まで到達。気がつくと3組ぐらいのツアーの団体が、そこここで休憩しています。なかなか達成感があるトレッキングでした。
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疲れて放心状態になるノアっち。座りながら半分寝てました~(笑)

しかーし、到達点の洞窟は、ここからさらに50mぐらいの、スキー場でいえば超上級者コースに匹敵するような急勾配の上にあるのです!近くで休憩していたツアーのガイドさんに聞くと、シューを履いて登るのは無理とのこと。こんなハードなトレッキングになるとは思ってもいなかった我らの足元は普通のラバーブーツ。しかも犬連れ。こりゃ、頂上制覇は無理かな?と思いつつも、せっかくだから果敢にチャレンジしてみることにしました。
直線コースはラバーブーツではとても登れそうもないので、迂回しながら登頂することに。
途中、犬どもがころがり落ちるのではないかと心配しましたが、やっぱり四駆パワーはすばらしく、回りのツアー客の方たちがズリズリすべり落ちている斜面もガンガン登り、観客から「やっぱ犬はすげーなー!」「忍者みたいだなー」などと感嘆の声が上がったりして、意味無く誇らしかったりしました。
でも、リアンはともかく、ノアは終始いっぱいいっぱいだったみたいで、斜面では四脚の足指を必死で「パー」に開き、眉毛が八の字になって顔は泣きそうにマジでした~(笑)

とうとう洞窟に到達。そこには感動の風景が!
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さて、心配した帰り道の下りですが、スノーシューツアーの皆さんはガイドさんのアドバイスにより「キャッホー!」と歓声をあげながら、「尻すべり」をして下ってきます。準備よくソリを持参している人もいます。なるほど、その手があったかと、さっそくマネッコ。
        ↓ね、けっこうな勾配でしょ?
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帰り道はこの調子で、行きの上りで辛かった勾配も尻ゾリ状態で「キャッホー♪」とすべり降りて、楽しく下山しました。時刻は4時ちょっと前だったので、どこにも寄り道せずに、しっかり「休日昼間割引」「通勤割引」をダブルで利用して帰ってきました。
3時間のプチ・トレッキングでしたがスノーシューの新たな楽しさを知った日帰りツアー、なんだか尻つぼみですが、これにてレポ終了です。

長々と失礼しました~。

by cindy0818 | 2009-03-04 01:28 | アウトドア・キャンプ


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